広島菜漬の由来
2017年 02月 18日
広島県では馴染み深い広島菜漬ですが、由来・歴史などはご存知でしょうか。
広島菜はアブラナ科に属する野菜で白菜の一種です。
1株が50~60cmほど、重量は3kgに達するほど大きく、鮮やかな緑色の葉が幾重にも重なっています。
10月下旬に間引き菜が少量出荷されることはありますが、生で出回ることは殆どなく「広島菜漬」に加工され流通します。
諸説ありますが、広島菜漬の歴史は古く、江戸時代参勤交代の際京都より種を持ち帰ったのが始まりとか...
明治初期、木原才次が観音寺白菜と京菜を交配及び品種改良し、今の広島菜の原型を作り上げたとされています。
「京菜漬」「川内菜漬」と様々な呼び名があったことから、昭和初期に広島県産業奨励館(現在の原爆ドーム)にて命名式が行われ、広島県を代表する菜漬として広島菜は認知されるようになりました。昔は茶色くしっかり漬け込んだタイプが流通していましたが、現在は深緑が美しい浅漬けタイプが主流となっています。
日本野菜ソムリエ協会本部より、コラムの依頼をいただき二つ返事でお受けしましたが
「急なお願いの上に申し訳ないのですが...締め切りが明後日でして...」
と、ご当地野菜決定&歴史の下調べ及び料理写真提出まで2日しかない という差し迫った中
JA広島菜漬センターの方に電話取材したり、大急ぎで写真を撮ったり^^
本部の方に、充実した内容のレポートをありがとうございます!と返事をいただいた瞬間
大きく胸を撫で下ろしました。
昨年末から、本部よりお話をいただくことが増えました。
私個人でレシピや料理教室の進行を考えたりすることはとても楽しいのですが
こうして野菜を掘り下げて考えることは皆無に等しく
実践の機会を与えていただけること、本当に有難いです。
3月はJA宮崎経団連様と宮崎県福岡事務所の方と連携して
宮崎県の特産物を使った料理教室が待っています。
これも私にとって初めての試みです。
頑張ろう...^^